Daydreamという色

読んだものについて適当に書くブログ(雑多です)

再開のお知らせ

 

間が空いてしまいましたが、なんとか体調が良くなり、この度また新しくブログを再開する運びとなったのでお知らせします。

新しいブログにて書こうと思ってる内容はまだ未定ですが、これまでとは違った内容になるかと思ってます。

 

移転先リンクは https://ddfilter.hateblo.jp/ となっております。今後とも雑多に活動しますので、どうぞよしなにお願いします。

 

なお、近状などはnoteに纏めています。

拙いですが、Twitterのリンク集に書きかけの小説などもあります。Twitterリンクなども更新しました。

 

匿名メッセージは↓こちら↓から

ご意見・感想などありましたら上部リンクまでお願いします。これからの更新ですが、引き続き過去ログ倉庫として、雑多に詰め込んでいきたいと思ってます。

 

 

以下↓↓↓もったいないので下書きを供養しますね。それではお聞きください。

犬目線で見る『空と君とのあいだに』

 

前回は感情がたかぶってました<span style="color:green;">*麹橡*</span>です。

 *「この曲、実は犬の視点で書かれた曲なんですよ~」*という事実はファンの間では有名な話ですが、前前回のオンリーワン感想ならこんな**100件は誰かが書いたようなネタ**でもなんとかなる。そう思いながら書いてます。

 さて、今回は**『空と君とのあいだに』**です。**名曲**ですよね。ほんと**名曲**ですよね。

 みんな知ってるから特に説明することもないと思うので、<span style="color:red;">**今回はサクサクと進めます**</span> 。

空と君のあいだに

空と君のあいだに

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  <span style="color:blue;">**目次貼っときますね~**</span>

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 なお、このページは作者の**主観1000%**でできています。あと論理がたまに飛躍したり謎言語が飛び交ったりします。

 というわけで、**サクサクサクサク**。

 

##歌詞について

 さて、歌詞について書いていこうと思います。一応、今回は「犬目線」なので、**「僕」の箇所を全て犬として解釈します**。

 

###Aメロ

 とりあえず歌詞からここかなと思ったところを抜粋して語りたいと思います。

 このAメロなんですが、2つのパートに分けることができると思います。

 **「犬と説明」**と**「犬の思い」**です。

 

#####犬の説明

 この項目は「僕」がどんな犬なのかがよくわかるパートですね。むしろここにしか「僕」の特徴は書いてないといっても過言ではありません。

 ここを知らないと何もわからないので、掘り下げたいと思います。

 

>君を泣かせたあいつの 正体を僕は知ってた

 いきなり1番の3節目ですが、まずはわかりやすい部分から紹介します。

 ここ、「僕」は正体を知ってたんですね…犬なのに…。

 「僕」は馬鹿犬ではなく**ある程度は賢い犬**ということが伺えますね。

「泣いてるワン。悲しそうだワン。」

 という所で思考停止している馬鹿とは「僕」は違うワン。**ちゃんと「君」が悲しんでいるのには理由があって「アイツ」という悲しんでいる原因がある**、このことを「僕」はわかるくらいの賢さがある。

 こういう気持ちがひしひしと伝わります。

 アイツのせいで悲しんでいる。私達には簡単そうに見えて、犬には理解が難しい事象のような気もしますね。

 「アイツ」という「原因」が「悲しんでいる」という「君」の気持ちの変化を引き起こしてる。

 この因果関係がわかるのだから、やはり賢い犬なんでしょう。

 

>ひきとめた僕を 君は振り払った 遠い夜

 とりあえず「ひきとめた」んですね。行動でしか示すことができないから。でも、振り払われます。なぜなら行動でしか示すことができないから。

 **もどかしいですね…**。

 言葉で伝えられないのは本当につらいですね。つらいので次行きます。


 「犬」だからわかったことがあっても、「君」に「言葉」で伝えることができない。

 そんなコミュニケーションの断絶を感じます。**普段はそこそこ仲良くできてるのに、肝心な時に何も言うことができない**。これはダメージが大きいですね。

 普段仲が良いほど大きくなるタイプのダメージですね。

 そこで、この部分に注目です。

>君が涙の時には 僕はポプラの枝になる

 歌い出しですね。「君」が泣いてるから「僕」はポプラの枝になろう。多分**「泣いてる君を励ましている」**描写なんでしょうね。

 多分他のブログとかで表現の仕方とか褒めてると思うので今回は省略します。

 ここで「泣いてる時は励ますワン」って言ってる時点で割と仲がいいと解釈するので、**振り払われた「僕」はかなりの大ダメージをくらう筈です**。

 ~~大事に思わない奴なんて誰も励ましませんしね。心から「ざまあw」って思うだけです~~。

 

 ここで「僕」が**メンヘラ栽培する系男子みたいなメンタル**ならそんなにダメージないのでは…? そう思いませんか、私は思いました。

 でも、この部分です。

>孤独な 言えなくて

 言えないもんね**物理的**に。そう思いましたが、こう、この**「僕」の優しさ**みたいなものを感じますね。「僕」はそんな刹那的な励ましなんかはしないという**決意**と**高潔**さを感じますね。


 ここまでをざっくりまとめます。

 **「僕」はある程度は賢い犬で「君」が「アイツ」のせいで悲しんでるのを知っている。でも、「君」を引き止める言葉をかけることができない。そしてそのことにひどく傷ついている。**

 こんなもんじゃないですかね。**1番Aメロだけでこんなに情報を入れ込んでく姿勢**、すごく好きですね。次行きます。

 

#####犬の思い

>憎むことで

 いきなりですが、ここのパートですね。ここすごくポイントだと思うんです。

 前の部分や1番の歌詞で「言葉で伝えられない」こと<span style="color:red;">**強調**</span>しときながら、こうスルっと「言葉での励まし」を入れてくる。凄いと思います。

 もちろん言葉にはならないから、この「励ましの言葉」はうまく伝わらないのでは??みたいな思いが湧きますね。

 ~~まあ伝わったかどうかなんて、一視聴者の私には正確にはわかりませんけどね~~。

 ちなみにこの歌詞の前のパートはこちらです。

>君が すさんだ瞳で 強がるのがとても痛い

 直接的な表現ですね。**「痛い」の主語は「僕」の心**なんでしょうね。

 この歌詞の後だからこそ、伝わったか伝わらなかったかは置いといて、「僕」からの「君を思い続けるよ」という力強さを感じる素晴らしい部分です。

>君のことがわかる、と たやすく誓う男に なぜ女は近づくのだろう そして 泣くのだろう

 ここも面白いですよね。なんか説教ぽいけど**これを犬が言ってると考えると、とても表現がユーモラスですよね**。

 賢い犬だとしても果たして本当にここまで思えてるのか謎ですが、なんとなくこんなことを考えてるんじゃないかとは思います。犬なりに。

 

###Bメロ

>ここにいるよ 愛はまだ ここにいるよ

 ひらがなが優しい歌詞ですね。

 「ここにいるよ」という優しさと力強さを感じます。「僕」は「ここにいる」んですね。

>いつまでも

 あああああ。これは昇天しますね。

 「僕」ここから**「いつまでも」**思い続けるんですよ。

 純粋さと、ひたむきさと、真面目さと。ひと振りの愚かさを配合した神の味ですね。

 **多分「僕」はどんな立場であってもどんな時でもずっと君のことを考え続けてる**。

 本当にずっと思考の中にいるわけではないし、そんなこと可能ではないのはわかってても、この言葉でしか表現できない気持ちがあるんですよ!!!

 

 **それを人は「愛」と呼ぶんです**。

 

 恋愛の意味での「愛」ではなく、家族愛でもなく、**もっとずっと原始的な「愛」**なんです。

 多分人間が忘れてしまった「愛」なんです。イエス・キリストの「隣人愛」というか、BEASTARSの7巻で例えられた「信仰」とかと同じ臭いを感じます。

 **「胃もたれする愛」**じゃなくて、**「胃を壊す愛」**なんでしょうね。

 「安心するための愛」ではなくて「証明するための愛」というか、**「愛」というものの「周りからは尊く見えるけど、心を蝕む苦しい部分のみを取り出したもの」**がこれですね。

 愛というか忠誠とか信仰とか、そういう重め系で例えるのはどうかと思いますが、**「僕」が「悪になる」と決意するためにはこれぐらい強い感情がないと不自然だとも思うんですよね**。

 だからこれぐらいは思ってるんじゃないかなーと思います。

 

>うつむかないで

 ごめんなさい散々喋ったけど、ここについても書かせてください。

 ここ凄く流れが綺麗な所なんで語らせてください。

 **「うつむかないで」と、言われた時って、すでに人はうつむいてると思うんです**。

 そして「うつむかないで」って言われた時、人は次に「顔を上げる」と思うんです。

 ここでこのあとのサビの最初の1文字を見てください。

>空

 **「空」**なんですよ。

 歌詞には1文字も書いてないけど、**顔を上げた時の空が広がり**を感じるんです。

 このイメージの流れが凄く綺麗なのでここが歌詞の中で1番好きなところだったりします。**マジ綺麗**。

 

###サビ

>空と君との間には

 空と君との間には、一体どれほどの距離があるのでしょう。

 空とは大気圏のことであり、地上から100kmの距離までを覆っています。でも、そういう意味での空ではないのです。

 **人間は、初めて飛行機で飛んでから、まだ100年しか経っていないのです**。

 これがもしマクロスみたいな時代になって、人間が宇宙に進出しまくってたら違う意味に解釈するのだろうと思います。

 **空と人間の間には、とてつもない距離があるんです**。

 人間は空をただ見上げるしかできない存在で、空は人間に対してあまりに巨大すぎる存在なんです。

 

##まとめ

 

ちなみに犬視点だとこちらも有名ですよね。

荒野より

荒野より

 私も猫を飼ってるのですが、心を砕いた自分よりも寿命の短い存在に**「後悔など何もない」**と言われて死なれたいものです。

 しかし、それを確かめることはできないのです。

 **我々と彼等は言葉では一生わかりあうことができない存在でしかない**。

 これを胸に刻んで今日も生きていこうと思います。

 

 自分でも何だかわかりませんが、この分断はとても悲しくて崇高に感じます。以上、<span style="color:green;">*麹橡*</span>でした。