Daydreamという色

読んだものについて適当に書くブログ(雑多です)

年号が変わった時、生まれた家を思い出した話(夢からさめたあの子とはきっと上手く話ができない、読書感想文)

祖母筋の親戚で、数年くらい前にお家騒動みたいなのがあった。うちの家はその筋の影響が強いのか、私達にはシンデレラネームがついている、

外泊をしては(原則的に)いけません。お金は現金を使いなさい。こういう"家"の直系で代替わりが起き、代替わりの際にいざこざがあった らしい。

何故か、令和の始めにそれを思い出した。私は普通の家の子だと思ってたが、同級生と致命的に合わなかったりして、自分の血筋があまり好きではなかった。

今はそうでもないけど、令和の元号が変わる時、うつになって気がついた。あたりまえだが、その"家"の直系長子は私よりも大変なんだろうな、と。

 

こんな漫画がある。

夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニング KC)

夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニング KC)

この話の主人公である家庭環境が"ヘン"な少女が、隣人の長髪の男の子が車椅子ごと川に突き落とされるのを見た場面で書かれてた文字がこれだ。

耐えろ

隣人よ 私達は

生まれる場所を選べない……

私も長子も、比べるのは変だけど、生まれる家を選べなかった。別にそんな悲観的になるほどでもない、ちょっと変わった家のまま、世間と関わらなければいけない。なんだか最近もやもやしてるのは、私自身がそんな年頃になっただけだからかもしれない。

 

そんな機会ないだろうが、長子と酒でも無性に飲みたい気分になる。会ったとして話すことは何もないが、盃を重ねてひたすら飲むだけの飲み会にしかならないだろうな、そんな気分になれる漫画ですね。

 

私は何不自由なく育ったが、うちの家はちょっとだけ変わってて、外泊は原則禁止。私達にはシンデレラネームがついていて、それでも地方の世間と関わるしかなくて。

 

前途多難だなぁ と思った。